意外と多い田舎での仕事の問題

田舎への移住を考えた時に不安に感じるのは仕事に関することでしょう。田舎での仕事に多く見られる問題として、ひとり当たりの仕事量が多すぎる点が挙げられます。田舎は人口が少ないので会社の窓口に該当する支店や営業所の規模も小さいものになります。配置される人員も少人数になりますが、その一方で会社の業務内容に違いはないため、必然的にひとりが複数の仕事をこなさなければいけません。

また、田舎は少ない人口が広い地域に分散しているケースが多いので、業種によっては一日の勤務時間の多くが移動に費やされることも珍しくありません。それでいて基本的な業務は都市部に置かれている会社と変わらないため、移動時間分だけ余計に拘束される結果になってしまいます。そのため、田舎での仕事は都会よりも過酷なものになりやすいのが問題です。

仕事上の問題を改善するには人員を増やすのが最も確実な方法ですが、人件費の高騰や本社の方針との差異などの問題があるので現実的ではありません。そのため、一日の仕事時間の割り振りを工夫するのが効果的な対処法になります。仕事を種類別に分けて消化する日時を決めたり、近くにある別の支店や営業所に特定の仕事を回すことでオーバーワークの状態に陥ることを防ぐことが可能です。都市部の本社と比べると田舎の支店や営業所は規模が小さいので、消化できる量に差が生じるのは避けられません。窓口としての業務が破たんしないように、一日で消化できる仕事量を調節するのが問題点を取り除く効果的な方法になります。